なぜ、TOEICで800点を超えても英語が話せないのか?
2020.06.30
【Nick塾 よもやま話 英語編】
全ての悩めるビジネス英語難民に捧げます!
なぜ、TOEICで800点を超えても英語が話せないのか?
英語学習法や英語能力向上に関する質問には、
こういう質問が結構あります。
目的や方法論を考える場合に
ものごとのロジックを明確に整理しないまま
何でできないんだろう
自分は何でダメなんだろう
と本来、必要のない「負のスパイラル」に入る傾向です。
今回の質問、
TOEICは話す能力を鍛える、或いはその能力を図るように
デザインされていないということが分かれば
それだけの話。
こういう話、なんだそんなことか、が
意外に整理されていない、その整理不足が問題を大きくする
そういう話をセミナーでよくお話しします。
ゴールを明確にすれば、そのゴールに到達するための手段は
おのずと分かりますよね。
「英語を話したい」というのがゴールであれば、
そのための手段を見つけて精進すればよいだけの話です。
もちろん、その手段も「1週間でデキルようになる」などという
100%マガイモノは信じてはいけません。
ガマの油売りでもあるまいし・・。(古い)
バカ言ってんじゃねえ、と。(失礼)
一方、話す力をつけるために、間接的ではありますが、
TOEICが求めている能力を身に付けるのは
最短距離ではないけれど、勿論、決して無駄にはなりません。
特にリスニング。
聞けなければ話せない、ですよね。
ここでもTOEICは必要ない、というZERO・100の極論には
当然、僕は組みしません。
TOEIC等の英語試験の高スコアが全てを解決する、
という神話も信じないように。(笑)
更に言えば、
同時通訳のように英語で飯を食う人達以外、
英語を仕事をする際に使うビジネスパーソンであれば、
これまた、巷都市伝説のように言われている
nativeのように流暢に話せる必要は全くないと断言でできます。
仕事は中身で勝負ですから。
手段は目的にはなり得ません!!!
当たり前ですね。
国際ビジネスを行う際のコミュニケーションの手段である英語力は
ビジネス環境では目的にはならない、なり得ないのです。
絶対に!
NativeのようにNativeの発音で話す
という見果てぬ夢は、
日本人ビジネスパーソンが英語を話せるようになる
というゴールへの到達を阻む
「最大の障壁」
を作っている意味の無い「都市伝説」だと思います。
グローバルビジネス現場を支えている参加者のmajorityは、
そうではない人たちであり(みんな大なり小なりなまってます!)
それでちゃんとビジネスは回っています。
間違いなく!!
Trust me!
日本人はチャーミング?な日本人アクセントで構わず、堂々と勝負しましょう!
もちろん発音が上達することは悪いことではありませんが
それよりも相手と繋がることに重きを置くべきです。
ビジネスですから!!
また、発音の向上意外にも、他にもやることありますよね。
優先順位はあまり高くないかな、と。
少なくとも国際ビジネスの局面では。
仕事と同じく
英語学習も優先順位(Priority)を明確に意識して。
英語学習、なんも特別なことではない、のです。
正気に戻りましょう!
And yet it moves!
それでも地球はまわってる!!
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