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BIGWESTBROTHERS consulting

Corporate Compliance

実際に経験した人間しか語れない想い、そしてメソッドがある

「人々の幸せに寄与する」

このBWBの“想い”は企業コンプライアンス活動に対するコンサルティング支援でも活動の背骨として貫かれています。 

企業人として自ら大規模な国際カルテル事件の現場で、また、コンサルタントとしてクライアント企業の不祥事対応・再発防止支援を経験を通じて、様々な人間模様を見てきました。不祥事の現場では言葉にできないような「辛い」現実が数多く出現します。事件対応調査は恐怖と相互不信、そして甚大なストレスに支配されます。精神の崩壊をも時に惹起します。「不幸」という言葉を絵にすると、まさにこういうことになるのだろう、そう思うことも数多くありました。そういう修羅場をくぐった経験のある人間でなければ語れない “想い” があります。その「不幸」の再発を防ぐために必死で考えた、切ったら赤い血が飛び散るような「本気」のメソッドがBWBにはあります。

グローバルで活躍する上場企業の担当法務部長として自ら大規模な国際カルテル事件対応に身を削り、その苦い経験を活かし、「コンプライアンスコンサルタント」として、数々の会社の不祥事再発防止や効果的な企業コンプライアンス活動の実践を日夜サポートしている私は、企業コンプライアンスにおける課題解決を可能にする「処方箋」の「共通解」を用意しています。この「黄金律」をベースとして、各企業が持つ個々の事情・風土等の「経営変数」を加味しながら、クライアント企業の課題解決のために本当に必要な処方箋の発見・獲得をサポートさせていただきます。

企業コンプライアンス活動の求めるところは、会社のために真剣に働く真っ当な人々を、人生のどん底に突き落とす「不幸」から救うための環境・風土を作ることであるべきです。真っ当に働く人々が安心して幸せに働けるように。日々の企業コンプライアンス活動のその先は、人々の幸せの創出に繋がっていなければならないのです。

魂のコンプライアンス!コンプライアンスを「ジブンゴト」とするために

“仮に大切なお客さんを幾つか失っても企業はすぐにはつぶれない。でも、重大なコンプライアンス違反(不祥事)を起こせば、会社はもうもたない。”

好むと好まざると我々はそういう時代を生きています。特にESG投資の影響に晒される上場企業にとってはもはや待ったなしの状況とも言えます。企業経営にとって、単に利益をあげればいい時代は終わりました。ここでも、対応すべき新しい経営課題、変数は確実に増加しています。

近年、様々な種類のコンプライアンス違反が、ニュースで取り上げられない日はありません。本来であれば、コンプライアンスは、企業にとってのみでなく、まさにそこで働く役員・社員自らの社会的な生活、そして、時に人生そのものに大きな影響を与えるものであるはずです。それなのに、多くの人々にとっていつまでも「他人事」のままとなっているのは何故でしょうか?
そう、経営層から一般社員に至るまで根強くはびこる「タニンゴトシンドローム」の存在です。

「他人事」である限り、どんな施策や研修を行っても各個人の「腹に落ちる」ものには決してなりません。「腹に落ちなければ(ジブンゴトにならなければ)」人が「本気で動く」契機にはなりません。経営トップからの号令も、コンプライアンスセクションの折角の努力も単なる「アリバイつくり」と堕します。知識の習得はもちろん不可欠ですが、知識は問題解決のための「本質」にはなりえません。従来の「知識伝授・仕組み/ルール作り偏重型」の企業コンプライアンス活動の「限界」を私はそこに見ます。

コンプライアンスはなぜ“ジブンゴト”にならないのか。そして、なぜ企業の不祥事はなくならないのか。悪いことと知りながら不正に加担する愚行が、様々な業界で何故繰り返し行われるのか?単に個人の「倫理感」の欠如が問題なのか? なぜ、人は判断局面で「正気」を失うのか? では、それをどう防げばいいのか? 

企業のコンプライアンス活動の「最初で最大の壁」といっても過言でない「ジブンゴトの壁」を超えるために、企業として、個人として、決して目を逸らしてはならないポイントに関して、クライアントの自走をお手伝いしながら、まさに「ジブンゴト」として本気で一緒に考え、悩み、課題解決に取り組みたいと考えます。

“TRIPLETS”の目線による処方箋の提供

企業コンプライアンスにおける“TRIPLETS” (三つ子)は、経営・社員・法務コンプラ部門により形成されます。この三者がそれぞれ強い当事者意識(OWNERSHIP)を持ち「ジブンゴト」としてコンプライアンスをとらえることで、初めて血の通った本気のコンプライアンス活動の実践が可能となります。

企業人として、国内・海外において、私はこの “TRIPLETS” をすべて自ら経験しました。誤解を恐れずに言えば、同レベルの深さと広がりをすべて経験をした人間はマーケットには殆ど存在しないと思います。 “TRIPLETS” 、この全く異なるそれぞれの立場・視点を深く経験した人間にしか持ちえない視点・メソッドをBWBは提供します。

BWBは、国内・海外の法律の専門家である一線級の弁護士とアライアンスを組み、実効的な法律的サポートを行う一方、弁護士の専門・得意領域ではない分野を、経営・企業法務の立場からもコンサルティングを行い、各種提案、知見の共有を行います。各クライアント企業に最も適するコンプライアンス活動の推進を支援します。

真っ当な「コンプライアンスの損得勘定」を手に入れるために

なぜ企業のコンプライアンス違反・不祥事は繰り返し起きるのか

BWBは現在の企業コンプライアンスには多くの課題があると思ってます。また、巷間重要かつ有効とされているアプローチでは全く不十分だとも感じてます。それはなぜでしょうか?

不祥事を起こしたほとんどの会社には弁護士の指導を受けた最新のコンプライアンスの仕組みはすでに導入されており、役員・社員向けの各種研修・e-learning等も多く実践されていました。しかし、それらの企業で不祥事は起きたのです。

今まで構築した制度、不祥事防止のアプローチが機能していれば、こういう事態は起きません。何かが足りないのです。しかも、かなり深刻なレベルで。

企業コンプライアンスのゴールは「真っ当な損得勘定の醸成」である

不祥事発生理由の解明を託された弁護士中心の第三者委員会報告では、声高に「法律に関する理解不足」「倫理観の欠如」が叫ばれます。では、不祥事を起こす人たちは本当に「法律を理解しない・倫理観の欠如した人たち」だったのでしょうか?

答えは否。

多くの場合、自らの行為が法律に違反していることを理解しながら、自分の良心と対峙し、その呵責に耐えながら、彼らは犯罪に手を染めています。法を犯し不祥事を起こした人たちは、go or no-goの判断の局面で「真っ当な損得勘定」ができなかった人たちなのです。彼らには法を犯すリスクと引き換えにそれでも手に入れたいものがあったのです。それは何か。なぜ彼らは間違った判断をしてしまったのか?この不祥事の本質にメスを入れずに、人の心の奥底に潜む「本音」を理解しようとせずに、単純な法律論やモラルを問う表面を撫でたような対応で、不祥事の芽を根絶することは不可能です。現実はそんな単純で生易しい話ではないのです。

企業コンプライアンスをは「経営そのもの

企業を健全に経営し利益をあげると同時に、そこで働く役員・社員を不祥事の魔の手から未然に救うために企業コンプライアンス活動は存在します。企業コンプライアンスの損得勘定の「秤」には、法律や倫理の反対側に、個人の立身出世意欲も含めた承認欲求、社内人事評価、給与報酬の多寡、社内権威勾配、労務システム等々様々な経営課題がバランスします。企業コンプライアンスは多岐に亘る経営変数を持つ複雑な「高次方程式」であり、「まさに経営そのもの」と言えます。従来のような、単なる法律・倫理イシューへの矮小化は厳に慎むべきである、と私は断言します。

人々を不幸の罠から救う実効的なコンプライアンス活動は、その所与の高次方程式を解くことによってのみ生まれる処方箋なのです。

にもかかわらず、経営者や法務コンプライアンス部門にアドバイスを与える人たちは現状では法律の専門家(法律以外は専門外)である弁護士が殆どであり、これだけ多くの経営要素を内包する課題の解決には、法律は勿論のこと、法律以外の専門家の積極的な関与が必要です。従って、BWBは国内外の他の分野の専門家とも提携を深め「刺さる」処方箋の提供を行う所存です。

グローバル課題への機動的対応 GAPsと共に

独禁法・海外腐敗行為防止法(FCPA)を始めとする企業に甚大な影響を与えるリスクの大きい分野を中心に、日系企業との間に豊富な実績をもつ著名かつ実力派の弁護士・法律事務所、英語等外国語を介しての意思疎通のための翻訳・通訳、そして、国境と異文化の壁を越えたグローバルな風土改革を実現するために必要な異文化対応エキスパート等のGAPs の面々と、グローバルな広がりを持つ様々なクライアントニーズに機動的に対応します。

コンプライアンスコンサルティングメニュー例

【対 経営・法務/コンプライアンス部門】

◆グローバルガバナンス・コンプライアンスシステム構築支援

  • 国内・海外コンプライアンス組織の作り方・効果的な動かし方
  • 平時・有事レポーティングラインの敷設と活性化
  • 海外現地法人・海外組織との共存
    コンプライアンス活動への主体性惹起方法論と実践
  • 海外法律事務所起用・活用ガイダンス 
  • 国内・海外法律事務所との連携(グローバルチーム組成)の実践
  • 信頼のおけるコスパの高い海外ネットワーク紹介(GAPsネットワーク活用 )

◆“魂のコンプライアンス” (企業法務・コンプライアンス自走支援) 

  • TRIPLETS全社活動推進ノウハウ組織の動かし方(有効な企業コンプライアンス活動実践のための各種Tips)
  • 有事対応(予防的措置(モックプレー・実際の対応)
  • 誓約書 (予防措置)
  • 社内通報制度の活性化・社内リニエンシー実施
  • “3点セット”(独禁法)
  • 弁護士との「有効な」付き合い方(特に海外)
  • 各種ハラスメント防止対応・実践サポート
  • 周辺リーガルテックの紹介・実践
  • 法務コンプライアンス担当者研修(効果的な社内研修の実施等)
  • 階層別コンプライアンス研修(経営層・社外取締役・管理職・一般社員・新入社員)

【対 法律事務所・弁護士】 若手弁護士・弁護士を志す学生を対象

  • クライアントニーズの神髄・本音を伝授
  • グローバルで活躍するための必修スキルマスター(ビジネス英語・英語プレゼン・異文化対応等)

【ぷらっと法務】 事務局

  • 「一緒に悩んで考える!」
  • 企業法務・コンプライアンス部門の横串・連帯組織・ベストプラクティスの共有